カメムシについて

お米の害虫のカメムシ。お米ができるまでは、水田の畦畔や牧草の草むらにいます。草むらにいる間は、主にイネ科雑草をえさにして潜んでいます。

 そしてイネの穂が出穂し乳熟期を迎えると、雑草の中にいたカメムシが水田に入り,お米の汁を吸います。カメムシは乳熟期のお米にくちばしを刺し、お米の汁を吸うのです(下図参照)。そのくちばしで刺した跡が黒い斑点として残り、お米の見た目を悪くするのです(味は悪くなりませんが)。

 このカメムシ対策として、イネの出穂期15日前に畦畔やその周辺の草刈を行い、カメムシの生育密度を下げます。カメムシは雑草の草を刈られ、イネの出穂までにはまだ時間があるので食べ物がなくなり、カメムシの数が減るという感じになってます。下図のようにカメムシに汁を吸われてしまったお米は黒くなってしまい、見た目が悪くなります。

以下が主なカメムシです。性質自体はそれほど変わらないようです。