水稲新品種発現経過
昭和62年夏より始まった変異株発見の経過
平成15年9月27日の稲姿です。
9月に入り穂が出てきました、水田面積20アールで全面は葉イモチ、穂首イモチ病です。草丈は高く穂はとても長く周りのイモチ病とは関係なく、別次元の佇まいです。
平成15年11月2日の乾燥後の姿です。
野生的な風貌です。
10月中旬収穫の晩生種です。
一穂に160粒前後の籾数でした。
原種と呼んでいます。
平成16年9月15日
前年出現した変異株を育てましたところその中より全く別なる稲が出現しました。
新しい変異株でした。中生種です。
平成18年8月20日の早生種の姿です。
6月3日に手植え9月3日に刈り取りました。
24年に県下6箇所の水田で実行しました。高地棚田650m、温暖平野、寒冷地高地、新潟平野などで生育の差異を調べます。
平成21年8月10日中生種「越後」の稲姿中生種変異株出現
百姓一代のパイロット事業と考えて始まりましたが長い時間が経過しました。自然の息吹、一刻として止まる事のない草花の変化、そこから生み出される新しい命と品種、自然の描く設計図に拍手と乾杯の連続です。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2024.08.232024年度産新米の販売開始時期について
- コラム2020.08.08品種開発雑感記
- コラム2020.08.08米と農薬と酸性雨
- コラム2020.08.08今はやりの自然農法に思うこと